米やパン、麺類などの炭水化物の摂取を抑えるダイエット方法である「糖質制限ダイエット」が注目されて久しいですけど、実践するためにはしっかりとした学習が必要です。

というのも、確かに「糖質制限ダイエット」は短期間に痩せる効果はあるのですが、2013年の研究によれば、糖質制限ダイエットを長期間続けた人は、普通の食事をしてきた人に比べて総死亡率(原因を問わず調査期間中に死亡した人の割合)が1.3倍も高くなったことが分かったのだそうですよ。
恐ろしいですね。
しかも糖質制限はやめた途端にリバウンドする可能性が非常に高いとされていますから、下手に実践してしまい、かえって太ったなんてこともありえます。
そんな中、海外の研究によれば、ご飯やパンだけなどの糖質を単体で食べるよりも、脂肪やたんぱく質と一緒に食べるほうが血糖値の上昇を抑えられることがわかっているのだそうで、要は、偏った食べ方をしないことです。
糖質とたんぱく質を同時に摂取できる食べ方としては、卵かけご飯や納豆ご飯、卵と油を使うチャーハンなどがいいのだそうで、パンの場合であれば、バターやオリーブオイル、ココナッツオイルなどを塗って食べるほうが、血糖値が上がりにくいのだそうですよ。
しかも驚くことに、そば・うどんを食べるにしてもカロリーを気にして単体でたべてしまうよりも、天ぷらや揚げ物と一緒に食べたほうが良いようで、極めつけはラーメン。
実はラーメンを食べるのであれば、チャーシューや卵を付けたほうがいいのだとか。
どのようなダイエット方法も、しっかりと学習してから、取り組みたいものですね。
ということで、糖質制限はほどほどに。
