「キングス・カレッジ・ロンドン」の新たな研究によると、健康的なダイエット法に関して、誰にでも当てはまる唯一のアプローチは存在しないのだそうです。

なんでも遺伝やマイクロバイオーム、生活習慣といった要素が代謝に及ぼす影響を分析した今回の研究で明らかになったのは、食べ物に対する反応は人それぞれなので、自分に合った食事プランを立てる必要があるのだそうですよ。
つまり、ある人にとってヘルシーな食生活の構成要素となっている食べ物が、他の人にとっては不健康な要素になり得るのだそうです・・・。
また学術誌ネイチャー・メディシンに掲載された研究によって、完璧なダイエットは存在しないことが明らかになったのだそうで、この研究では、2週間にわたって健康な1,102人の被験者にまったく同じ食事を与え、代謝反応を測定したのだそうで、「同じ食事をした人たちの代謝反応には大きなバラつきがみられ、10倍もの差がついたケースもありました。一部の人たちには、体重増加と糖尿病のリスク増加につながる血糖値やインスリン値の急激かつ持続的な上昇がみられました」のだとか。
しかし、そう考えれると、一般的な薬なども誰にでも効くわけではないということにもなりませんかね?
まぁ、食事と薬を同じに考えるは無理があるかもしれませんが、同じ口にするものですし、やはり世の中には万能薬なんてないんでしょうね。