糖質制限ダイエットに挫折した人におすすめなのが、テレビやネットで話題の「冷やごはんダイエット」。
糖質制限しなくても、冷ましたごはんを食べるだけというシンプルなもので、本書は、炭水化物を冷まして食べるという新理論「レジスタントスターチ式ダイエット = 冷やごはんダイエット」のやり方&メリットを、自身も体験しマイナス12kgのスマートボディを手に入れた、池谷敏郎Dr.が伝授。

冷やごはんが美味しく食べられるレシピも収録。
「レジスタントスターチ」というのは、でんぷんの一種で、ごはん、パスタ、うどんなどを冷ますと、その中に含まれる炭水化物が、レジスタントスターチという「ヤセ成分」に変身するのだそうで、普通、でんぷんは食べると小腸で消化され血糖値を上げる働きをするのですが、レジスタントスターチは小腸で消化されることなく大腸まで届き、そこで食物繊維と同じような働きをするのだとか。
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整え、便通をよくし、体内の有害物質を排出します。
いいことだらけの「レジスタントスターチ
レジスタントスターチには、普通の炭水化物よりも消化吸収されにくく、カロリーも低いという特徴があり、さらに食べるだけでカロリーを消費してくれるという不思議な性質もあるうえ、体内で脂肪が合成されるのを抑える働きもしてくれるので、こうした性質が複合的に働いて、体内に余分な脂肪が蓄積されるのを抑えてくれるのだそうですよ。
最大の特徴は「低GI食品」であることで、体には、炭水化物を食べると血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンというホルモンが分泌され、脂肪の合成が促されるという仕組みがあり、レジスタントスターチは、食べても血糖値が急上昇しないためインスリンが分泌されにくく、脂肪の合成が抑えられるようです。
食事のときは、料理を1人分の量にきちんと取り分け、ごはんはちょっと少なめにしてお皿に盛って冷めやすい状態にしておき、野菜→おかず→ごはんの順で、ごはんは冷めてから最後に食べる。
簡単に始められるので、まずは今日から試してみては?